2019年09月24日 10:06
芝生は、一度植えてしまうと、芝生の下の土を耕すことができません。
そこで「コアリング(コアエアレーション)」という芝生の手入れで、古い土を取り出し、新しいを土を入れる作業を行います。
コアリングは普段あまり聞き慣れない言葉ですが、芝生を育てるには重要な作業の一つです。
せっかく大切に育てた芝生に穴を開けてしまい、見栄えも悪くなってしまうコアリング作業。ではなぜ、芝生に穴を開けるのでしょうか?
庭に植えられた芝生の上を、人が歩いたりすると、徐々に踏み固められて、床土が固くなっていきます。そして、酸素不足や、透水性が悪い状態の床土となります。
固い塊となった土は、芝生の根の成長を邪魔してしまうのはもちろん、土壌中の空気(酸素)が不足することにより、芝生の根が呼吸できなくなりまます。
そのため、芝生を植えて、何年か経過すると芝生が元気に育たなくなってくるのです。
そこで、コアリングを行い、床土の通気性、透水性を上げたり、サッチなどの有機物を取り除き、新鮮な土を入れることで、健全な床土へと替えることが必要となってくるのです。